youkantoe

3DCGでのラインのレンダリングとfpsについて思うこと

2020 / 4 / 2

ラインレンダリング時の fps について

ラインのレンダリングでは、普通のレンダリングと違って fps を下げることによって、ある程度見栄えを良くすることができると感じている。

僕は通常 10fps 付近でものを作ることが多い。

これはなぜかというと、ある程度 fps を下げたほうが線ごとの連続性が薄くなると思うからで、3DCG だと基本は正しい空間の中で描画が行われると思うのだけども、正しい空間 = 正しい絵(見て楽しいもの)でないと思っている。

パラパラ漫画にはカクつきがあるから楽しめるようなところもあるとおもうし、アニメーションでも、ドット絵でも、ストップモーションとかもそうだと思うのだけども、なめらか = 良い絵 というわけでないと思う。

たぶん、こういうのは人間の感覚的なものなので、むつかしいけども、情報量を削ったほうが見ていて安心するとか、次にどう動くのか楽しめるとか、もしくは現実世界の fps が高いからこそ、それに対しての違う見せ方が良い方向に働く(同じものばかり見てもつまらないでしょう?)とか、いろいろあると思う。

ただ、フレームレートを落とすと苦手になってしまうものもあると思っていて、特にスピードの早い動作は動きの情報が少なくなってしまうと、どうしてもなにやってるかわからなくなってしまうと思う。

例えば、漫画とかのすっごい動いてる戦闘シーンで、この人達なにやってるの???みたいな感覚に近いかも..(僕はナルトでよくなる..)。

なので、基本はある程度ゆるやかな動きに対して使ったほうがよいのかなと思う。

また、fps が低くなると全体的に大画面で見た際の見栄えも悪くなる気がする(要検証)。

個人的に面白いと思ってるのは、3DCG でストップモーション的な表現をすることで、つまり fps を可変(8 ~ 12 )にすることによる、見た目の変化とかも今後やってみたいと思う。

ああああさんが前にやられていたのも参考になるかも!

https://www.nicovideo.jp/watch/sm33782054

でも、前にやっていた NHK のストップモーションの作品(カタツムリのやつ?)も良いなと思っていたし、そういう fps を下げることによる表現の広がりって楽しいなって思うのです..。

https://www.youtube.com/watch?v=76WClViy-4c

こういう作品を見ていると、現実と違うということが、それ自体が一つのエンターテイメントなのかなって思う。

つまり、現実とは違ってカクカク動いているとなんだかそれだけで楽しめるところってあるなって思った。

fps を下げることによってできるフレーム間の長さに挟むことができるもの(フレーム間でなんかする)が意味を持つことも多いと思う。フレーム間が短いとどうしても、それを連続したものとして捕らえてしまうけども、そうでなくて、流れがある程度淀んでいれば、その淀みの中から、アイデアを取り出すこともできるんだと思う(抽象的になってすみません..)。

また、これはラインをレンダリングする際にポストエフェクトや、入抜きなど、線に対してなんらかの効果を与えるときなのですが、そうしたときは、fps が高いと線がうるさくなってしまう気がする..。

線は細く、それ自体が独立しているというか、当たり前だけども、線だから見た目のコントラスト差とか色差がほかと強いから、それがぶれると全体的に絵が荒れてしまう傾向があると思う。

なので、fps を下げることによって、その荒れをなくすことができるのは大切な作業だと思う。

本当は fps が高い状態でも、そうした荒れを見せずにいられるのが一番よいのだと思うのだけども、なかなか難しい..。

アニメーションみたいに、24 とか 30 の fps を維持できる作り方が本当はよいと思う。ただ、それができることには意味があると思うけども、最終的な絵は、そこまで変わらんかもしれないですね。

あとは、3DCG は空間が正しいからこそ、線も空間に対して正しく出過ぎてしまうことが多いと思う。 つまり、3DCG 独特の遠近感の正しさを、持ちすぎてしまうことが逆に悪い影響を与えてしまうこともあると思う。 アニメーションなどでは、もともとが 2D 世界だからこそ、2D ベースの表現が多いと思う。 2D ベースである(=正確な 3D 空間でない)ということは、逆に言えば、擬似的な空間のつくりがしやすいと思うので、それが表現の幅を広げてくれる気がする。 なんというか、3DCG は空間が正しいからこそ、その空間の正しさに常に影響を受けてしまう気がするし、たぶん人間は空間の正しい世界に生きているからこそ、その空間の正しさに対して慣れがあるのだと思う。 3DCG でアニメ風の商業作品とか見ていて、3DCG らしい空間の正しさが仇になって、なんかコレジャナイ感が出ているときの理由の一つは、そもそもアニメに対して 2D ベースのものをもとめているのに、慣れてしまっている 3D 空間がそこにある違和感もあるのかなって思う。 けものフレンズ(あまり見てないけども)は、そういうのを感じなかったので、あとでなんでそうなのかなって見てみたい..。 3DCG で線を出すときは、ある程度空間を潰すような処理が必要なこともあるのかなと思うので、それに対する僕の解の一つが fps を下げることで、ただそれだけじゃだめだなとも思う..。 例えば、視野角を変えたり、平行投影でラインをレンダリングするのも良いのかなと思っていて、うまいことしたいなという感じです。